第1章

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世の中腐ってる。 そう思い始めたのはずいぶん昔のこと。 「松谷ぃー!よくもダチに怪我させてくれたなぁ!!」 俺が歩いていると、目の前に4、5人の集団が立ちふさがった。 ・・・誰?てか道塞ぐなよ。 「・・・邪魔なんだけど。」 「はぁ!?てめぇこの制服に見覚えがないとは言わせねぇぞ!」 ・・・・・・ 「覚えてないんだけど・・・」 「っ!!・・・本気で言ってんのか!?」 「本気もなにも、覚えてないもんは覚えてねぇよ。」 俺がそう言うと、さっきまで喋ってたやつがいきなり殴りかかってきた。 ・・・ま、避けたけど。 そして、まるでそれが合図であるかのように、周りにいたやつらも一斉にかかってきた。 .
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