理由

3/7
前へ
/152ページ
次へ
少し間を置いてゆっくりと喋りだす。 アリア「貴方寝てたのよ、マンションの前で。最初は邪魔としか思わなかったんだけど、こっち向いて貴方が言ったの、おかえりって。」 淡々と話す彼女の表情はどこか寂しそうで、優しい笑顔をしていた。 アリア「だからかな、拾って帰ろうと思った。ダメかな?やっぱり。」 シキ「僕的にダメではないですけど、女として拾ってはいけませんね。きっと。」 そういうと彼女は僕を見ながら、 アリア「でも後悔してないよ、拾ってよかった、美味しい御飯も食べれたし。」 笑顔でそう言った。
/152ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加