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誰とでもHできる女。
それが私、竹井凛香。
シングルマザーだったママが結婚したのは、13の夏。
それが悪夢なハジマリ。
幼い頃から自分という存在が不確かだった。
--なんで生まれてきたんだろう?
--生まれた意味は?
生きてることが怖くなって。
でも死ぬことはもっと怖い。
そうやってベッドで独りで体を丸くして泣いていた時だった。
新しいパパがやってきて優しく慰めてくれた。
泣き止むとパパは生暖かい手で、スカートを捲ってきた。
気持ち悪くて、痛くて泣いてもパパは止めてくれなかった。
そうしたら変な気分になって私はコワレタ。
コトが終わり、わけもわからないままカッターを握って、衝動に任せた。
痛みが腕に走って生きてるって思えた。
何回も何回も自分を傷つけた。
落ち着いた頃には左腕は真っ赤で、舐めたら錆の味が舌に広がる。
それからもイケナイコトとわかってても止まらなかった。
だってそれが生きてるって実感できる。
私のシフクだったから。
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