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「ピッチャー交代、佐藤信二」
「ッッッ!!???」
はあああ??お、俺?今までロクに練習に参加もせずにiPodばかり聞いていた俺が試合に?
監督、前もって言っといてくれんと・・・・
「・・・・ほら、しんじ、行ってこいよ」
はあ、くっそ、言い忘れていたが俺はピッチャーだったんだ。そう、だったんだ。
「はやく、しんじ」
「ああ?」
「見せつけてやれよ。今までの練習の成果をな」
・・・・! ・・・・ああ 厳しいな。
はあ、ちっくしょう、ちくしょう、畜生!
わかったよわかったよ!畜生!畜生!畜生!
俺は何故だかわからないどこからか湧いて出てくる怒りをボールに乗せたまま投球練習を終える
\プレイ!/
久々のマウンド。
俺は今緊張している。
「代打 アレックス」
「!? ここで代打!? しかも・・・・しかも外国・・・・人、」
「ヘイボーイ、ユーはワタシに? ウタレルゥーー!」
「ちっ・・・・ふざけやがって!!」
初球で全力スライダー、現役時代で俺の切り札だったとも思える信頼出来る武器だ
「オォウ、イッツァベリーベリーー!」
「ベリィ、イージーダゼェ、ジャップ」
ガッキィィィィィン!!!
、
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