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「……ん」
しかし、翔子は毛布を頭まで被り、全く起きようとはしない。
ピーンポーン
再度、インターホンが鳴る。
そこで、やっと覚醒したのだろう。
ゆっくり目を開けると、むくりと上半身を起こした。
そして。
「…休日の朝っぱらから誰だよ、ったく…!あー…留守でーす、また明日どうぞー…明日も出ないけど。」
玄関に向かって小さく呟くと、大きな欠伸をする。
「何人たりとも、何の予定もない休日の睡眠を邪魔する権利なし!」
更に訳の分からない事を呟き、再びベッドに横になり目を閉じた。
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