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ピーンポーン
5分以上経っても鳴り止まないインターホンとノックに、とうとう翔子が起き上がる。
「あーもう!本当にしつこい!」
勢い良くベッドから降りると、乱れてバサバサな髪を手ぐしで軽く整え、シュシュで緩く纏める。
「どうせ、こんな時間から来るのは変な宗教の勧誘か、新聞の契約くらいなもんだし…。」
…適当にあしらって、お引き取り願おう。
欠伸を抑えながら、玄関のドアの横に備え付けてあるインターフォンに手を伸ばした。
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