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-浮き沈み-
何気無く過ぎて
何気無く流されて
そのまま何処か遠くまで
勇気を持てと他人(ひと)はいう
賢く生きろと声を出す
見えない未来(さき)に目を凝らしても(こらしても)
まぶたが重くて開かなくて
目の前さえも気付けずに
当たって挫けて(くじけて)涙して
それでもなんとか生きてきた
何気無く過ぎて
何気無く漂って
このままいつか癒える(いえる)まで
希望を持てと他人(ひと)はいう
賢く生きろと声を出す
見えない夢に目を凝らしても(こらしても)
この手が重くて伸びなくて
目の前さえも届かずに
触れずに眺めて涙して
それでもなんとか生きてきた
何気無く過ぎた
何気無く流された
それでも何故か叶うまで
疑問を持つと俺にいう
賢くなるぞと声含む
見えない未来(さき)に耳研ぎ澄ます
漂うだけでは聞けなくて
当たって気付くものならば
当たって気付いて涙して
それでもなんとか生きてみる
だから......
でも......
なら......
気持ちは廻り(めぐり)
思いも巡る(めぐる)
なんとなく
でも
確実に
2011/05/18～
2011/05/20
池田修一
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