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下駄箱で靴に履き替え、外に出る。
正門をでると左、真っすぐ、右と、道が別れている。
左へ行くと、人の溢れる商店街へ続く道。
右へ行くと、左とは真逆。人が全然いなくて、進めば進むほど狭くて暗い路地のようなところに出る。
いつもは真ん中の住宅街へと続く道を行くが…
耀「……今の気分は右だな」
15年間、この荻野区に住んでいるが、この右の道は一度も行った事のない道であった。
故に、家に帰る道もわからないわけである
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