編入と出会いと恋愛事情

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7:30 吉井明久はFクラスに向かって走っていた。 明久「おはよう!!」 瑞希「おはようございます。明久君♪」 美波「おはよう!アッキー♪」 雄二「おはよう、明久。…聞いたか?」 明久「何を?」 雄二「転校生の話。…噂ではお前と同じ“監察処分者”だってよ。」 今日もFクラスの教室は汚い。…ひび割れた壁に穴だらけの窓、そして埃とカビの畳。 …そんなことより転校生だって!? 明久「…でも、良かった~♪僕みたいなバカが他にもいて。」 雄二「何を言ってるんだ?転校生は『自主的に志願』したみたいだぞ。」 浮かれてた明久に一言 雄二「安心しろ、明久。…お前みたいな『バカ』は世界でも1人しかいないから。」 明久「誉めてるのか貶してるのかはっきりしてよ!」 明久の落ち込み度 80 雄二「当たり前に貶してるんだ。」 明久の落ち込み度 100 瑞希「明久君、元気出して下さい。」 美波「そうだよアッキー。元気出しなって。」 二人に励まされて少しずつ元気出す明久。 いつもの窓際の一番後ろに荷物を置いた。 明久「そうだね。くよくよしててもしょうがないよね♪」 美波「そうそう♪」 明久「でも姫路さんならともかく、出るとこ出てない美波に言われ…ながら足の関節が曲がってはいけないところに曲がっている気が…痛てて、ダメだって脱臼しちゃうよ。」 美波「誰の胸が無いですって!?」 …ミシミシ(関節がきしむ音) 明久「ぎゃぁああ!」 …ボキッ。 明久…撃沈。
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