もう一つの世界

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  少女(何…今の音…)   鉄ゴミの山の端に居た少女は立ち上がり 音のした方へと向かう     鉄ゴミの山に背中から落ちた少年は 少々鉄ゴミに埋もれる   少年「…すっ…スペシャル痛し…てか…生きてるよー…」   少年は足場を確認しヨロヨロと立ち上がる   少年「……ここどこ??…」   景色を見渡す少年 少年の目には少し離れた所に見える街が2つと 広がる平野と途切れ途切れの道路   足場には鉄ゴミ その鉄ゴミは戦車やヘリコプター 乗用車等の残骸だ   ガラッ…   少年は音のした方を見る   少年(誰か居るのか??)   音の聞こえた方から現れたのは一人の少女 青い髪に青い瞳   互いに目と目が合う 先に口を開いたのは少女   少女「敵!?」   少年「え!?」   少女はサッと構え 少年に攻撃を仕掛けた 少年は少女のパンチを飛び退き避ける   少年「息なり何すんのチミ!!」   ビックリした表情で少女を見る少年   少女「アナタさっきの闘争の残兵じゃないの??」   睨みつけるような目で少年に言葉を放つ少女   少年「闘争って何??」   少女「シラばっくれるの」   少年「シラ切るも何も 分かんねー事は分かんねーよ」   少女は構えをゆっくり解くと普通の表情に戻った   少女「…敵じゃないのね」   少年「てか あんたが言う敵って何??」   少女は顔を下に向け自分の頭をポンポンっと手のひらで叩く   少年「の前に…ここドコ??」   質問責めの少年を上目で様子を伺い 少女は顔を上げ 申し訳なさそうな笑顔を作る   少女「ごめんね 質問には答えるから場所を変えましょう??」   少年は戸惑いながらも承諾し 少女に同行する  
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