第1章ー旅立ち

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第1章ー旅立ち

なんだか外が騒がしい。一体皆何をしているんだろう。 「マリア、マリア~ちょっと手伝ってちょうだい」 私の名前はマリア。で私をよんだのはお母さん。 「今行く。ちょっと待って」 外に出ると、村の人たちが畑の周りに柵を作っていた。お母さんもそのなかにいた。 「マリア、ちょっとこの木の棒を縛って向こうまで運んでちょうだい」 なぜ、こんな柵を作っているのかというと、それには大きな理由がある。 最近近くの村で大きな動物に畑を荒らされた、という事件が多発しているらしい。だから、私たちの村では「畑の周りに柵を作ろう」ということにしたのだ。 しかし、こんな柵で対応できるものなのか?噂ではかなりの大きさの動物だときいているけど。 作業をしていると村の外から男の人が大急ぎで走ってきて 「化け物が来たぞ~!逃げろー!!」 と言う男の人の後ろに化け物らしきものが見えた。その化け物はお母さんたちが作業しいているところにむかって突進して行った。
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