第1章ー旅立ち

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目を開けると、また私の部屋に戻っていた。しかし、今は夜だった。 「マリア、気がついた?」 お母さん。私どうしたの? 「あなたがこの村を守ったのよ」 私が?いつ 「私から説明させてもらっていいか?」 と知らない人の声。 「どちらさまですか?」 剣を腰にさしているから、戦士だと予想はつくけど 「私は、王の近衛部隊の隊長のシャーリーだ」 王の近衛部隊?なんでこんなところに 「落ち着いて聞いて欲しい。あの化け物を退けた光は君が出したものなんだ」 なぜそんなことがわかるのですか? 「あの光は王が持っている能力と同じものなんだ。単刀直入に言う、君は次の王になるべき人間だ」 え? 「だから、今すぐ城にあなたを連れて行く。」 いや。お母さんと、村の人たちと別れたくない。 「国が崩壊してしまうかもしれないという、大事件なんだ。済まないが従ってもらう。」 そういうことで、私は馬車に乗せられ城まで連れていかれた。
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