第二話~ワルキューレセイバー~

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少年は子どもたちに剣を振ったあと、村から出ていった。 「人を…殺した…俺が…」 少年は震えた声で言った。 それを聞いて剣が少年に話しかける。 「貴様はそれでも男か!子どもといえど、たかが五人亡き者にしただけではないか!」 しかし少年は答えない。 「…貴様、名は?」 「………カイト…」 「人を殺めたことよりも、復讐のために剣を振ったことを悔やむのだ」 カイトは膝を抱えたまま小さい声で剣に聞いた。 「……剣、名前は?」 「私の名は…ジャンヌだ」
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