終焉

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「…ショウ?」 「逢いに来た」 私が唯一愛した人 あの大戦で消息不明になっていた、ショウ 「な、なんで?今まで、どうしていたの?」 「ごめんな…」 そう言って、ふわっと抱き寄せる。そう、この感じ 間違いなくショウだ 「心配、してたんだから…」 目の前が歪む。ショウの顔が揺れる 涙が溢れて。涙が止まらない 「…ショウ…」 言葉にならない。涙が堰を切って流れ落ちる
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