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すぐに前に向き直り、警官を拡散させるために細い路地を探しながら、足の筋肉を最大限に活用して走る。そして、走る。
さらに、
「ぬおおぉぉぉぉ!!
捕まってたまるかぁ~」
とかなんとか言って、必死の形相で、苦しい肺と下腹を気にかけながら自分自身を鼓舞してみるが…
ザッザッザッザッザッザザッ……
交差する足音、足音。
不安が頭をよぎりまくる。
……逃げきれるか?俺!!……
**************
………
……駄目でしたぁ~……
「ピー…こちらB班!!
目標、追い詰めました!!」
流石、訓練されてるだけあるな‥
結局、徐々に詰められる距離にびびった俺は、完全に変な路地に迷い込み、
『こちらA班!!
今からそっちに向かう!!』
………この様だ。
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