━episode 0━

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そのまま警官は怯えている俺を見て安心したのか、銃をしまい、代わりに、腰のベルトに刺さっている警棒を取り出した。 コンパクトにしまってあった警棒は、腰から取り出される時にシャキッという音と共に長くなる。 「!!!」 すると、何かが俺の中で起きた。 「…はぁ……」 まさにそれは、突然俺をひどく落ち着かせて、何かが冷たくなるような感覚を作り出す。 ……いつもと一緒だな‥。 すぐに奴ら(人間)は油断しやがる。 張り合いが無いというか、なんというか…。…… ……… それは、急に自分の頭から血の気が引くように… そうまさに、ふと、何かのスイッチが切れたようにさっきまでの緊張やら不安やらが消えていく。
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