7人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
そんなこと、奴には聞こえるはずもなく、
「俺(人間)は、てめーらに何をしていいんだよ‥。
腕を切ったり、足を潰したり…
極端に言えば、殺しても罪には問われない。」
警官は、必死に興奮を抑えようとしているが、残念ながらニヤニヤ顔と息づかいは直っていない。
俺は、
「死ね…」
今度は聞こえるように言ったんだが、
警官の腕は見るからに力が入っていて、強張っている。
「………フゥフゥフゥフゥ…
……つまり、
……てめーは、俺のおもちゃなんだよ!!」
その台詞を奴が言った直後、警棒は、風を切るブォッという音と共に大きく振りかざされた。
最初のコメントを投稿しよう!