名もなき詩

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名も知らない 光の草原に立ち あなたの温もりを 奪うだけ奪ってしまったら 私は、草原へと滲み出し もう 二度と あなたを探すことも あなたを抱きしめることも 何もかも失ってしまうだろう そうして 無情にも枯れ果て 春の目覚めには あなたは居ない .
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