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ウウウウゥゥゥン…
生き物が唸るような音が部屋に鳴り響くと、真っ白な空間から草原へと変わっていた。
零を囲むように草原の広範囲が液状化しだし、膨れ上がると人型の白い物体へと姿を変え、液状化した腕から刀を出した。
零(10…20…ざっとみて50か…)
零「実践練習だから何してもいいよね?」
ピッ…
五「あぁ…だが刀は使えよ?使わなければ意味が無いからな。」
零「了解…」
ヒュンッ…ズシャッ…ザンッ…
ドサドサッ…
刀を左に差した零は素早く一番近くにいた白い人型の首を居合いではね、右にいた人型の両腕を斬り落とした。
零「…来いッ!!」
零が叫ぶと人型は20程が一斉に零に斬りかかる。が…
零「遅い…」ズシャッ…
零は常人が見えない程早く動く人型を綺麗に避け、正確にかつ素早く刀を使い舞っているように美しく、たまに回し蹴りや首の骨を折り仕留めていく。
ザクッ…
零「ふぅ…」
最後の人型の心臓部を貫くと、人型は倒れた。零の足元には急所を斬られたり、体術で仕留められ実質上死亡した人型が散らばっている。
ウウウウゥゥゥン…
再び唸るような音が部屋に鳴り響くと草原から元の空間へと戻っていた。
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