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タッタッタッタッ…
??「ッ…………ハァ…何とか逃げ『パンッ』ッ!?」
?「ねぇ…もう終わり??つまんなーい。」
コンクリート塀が建ち並ぶ大都市の郊外。そこには身体中血だらけになりながらも生きている男と、銃を男に向けたまま楽しそうにクスクスと笑う一人の少女がいた。
?「組織の極秘ファイルを盗み、敵国へ流そうとしたその罪…政府特別隠密戦闘部隊総監督、夜神零。私が貴方を始末しまーす♪」
??「ぉ…お願いだっ!!命だけは…!!」
零「…………ハァ…わかった。命だけは助けてあげる。」
そう言うと零は男に向けていた銃を下げた。
??「あ…ありが」
零「なーんてね♪」パンッ…ドサッ…
しかし零は再び銃を男に向け、眉間の間を撃ち抜いた。そして男の服の中から極秘ファイルを抜き取ると、零は携帯で電話をし始めた。
零「…夜神です。始末及びファイル回収完了しました。遺体は……はい、分かりました。ではそちらにもどります。」ピッ
電話を切ると、遺体をそのまま放置し、零は来た道を歩きながら戻っていった。
零が去った後には、血の匂いと微かな火薬の匂いだけが残っていた。
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