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「夜神さん!おはようございます!!」
零「おはよー」
「おはようございます!!」
零「おはよー」
施設内を歩いていると次から次へと挨拶をされ、内心めんどくさくなっていたが『戦闘訓練室』と書かれた大きな扉の前に着くと、中へと入っていった。
扉の向こうには大きな空間があり、入口の隣にはガラス張りのコンピューター室があった。
?「よぅ、夜神」
ガラス張りのコンピューター室へ入ると、茶髪の眼鏡をかけた白衣の人が声をかけた。
零「おはよ~五十嵐さん。」
五「どうした?何時もより遅かったな。」
零「帰りが遅かったからさぁ…直ぐに始めれる?」
五「あぁ、今回のLv(レベル)は57だ。武器は刀を用意してある。」
零「刀??」
零は手首や足首に測定器を付けていたが『刀』と言うことに引っかかり、動きを止めた。
五「何でも、次の任務時に必要だからだそうだ。」
零「ふぅ~ん…」
零(次の任務ねぇ…)
五「刀だ」
五十嵐から渡されたのは鞘が白く椿が彫られており、抜いてみると刀が透明で透けていた。
零「綺麗…」
五「それは今回の任務の為に特別に作らせたものだ。刃は薄く透明になっているが、何を切っても壊れはしない。」
零「銃や戦車でも?」
五「何を切るつもりだ…まぁ其れくらいなら大丈夫だ。」
零「ふ~ん…」
零(戦車も…流石技術部…)
零「準備完了、始めて。」
零は測定器をつけ終わると刀を持ちコンピューター室から出て、大きな部屋の真ん中に立った。
五「始めるぞ…」ピッ…
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