第二章

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高校生活が始まった。 なかなかに忙しく、新しい友人もでき、だんだんにお店を訪れることも間遠になる。 忘れたわけではないけれど、でも自分の前に開けた新しい道を進むのはとても楽しかった。 季節はいつしか夏を迎えていた。 再び、その名を目にしたのは意外な場所。 学校の課外授業で立ち寄った美術館。 そこのロビーに飾られたいくつもの博多人形。 何かのコンクールのものらしい。
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