入部試験

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大翔 「……運動しやすい服に着替えて駅前集合って…。」 渚 「ゴメン ゴメン 待った?」 かなり待ったが入部試験なので大目に見る事にした。笑 大翔 「何やるんですか!?」 渚 「それはずばり! 市内にいる………。」 大翔 (市内にいる…… え??) 渚 「野良犬・猫の数の調査よ!!」 大翔 「ええ~!?」 渚 「あら 嫌なら帰っていいよ? 他の部で3年間、汗水流したいならね。」 運動部とかマジで勘弁だっつーの。 そういえばこの学校には文化部がない、ていうか図書室もない。 ちなみに真乎さんがいる理由は多分このせい。 大翔 (それにしても嫌らしい所を付いてくるな、先輩。確かに俺は運動部は無理。剣道は、もうやらないって決めたし。) ※大翔くんは剣道の段を持っています。 渚 「どうなの!? 大翔。」 大翔 「やりますよ、…ハア。」 渚 「♪~」 渚先輩はご機嫌だ。 ていうかこれを知って何になるんだ。 渚 「実はペット保健所の知り合いに頼まれててね、バイトよバイト♪お金もらうためには数えないと。」 大翔 (つい口から出てたみたいだ、しかし小声だったのによく聞こえたな…。) 渚 「面倒に巻き込んでゴメンね? とにかくやりきらなきゃ。地図通り、そっちの地区をお願いね?」 大翔 「わかりました、仕方ないですから。」
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