62人が本棚に入れています
本棚に追加
/400ページ
大翔
「……運動しやすい服に着替えて駅前集合って…。」
渚
「ゴメン ゴメン 待った?」
かなり待ったが入部試験なので大目に見る事にした。笑
大翔
「何やるんですか!?」
渚
「それはずばり! 市内にいる………。」
大翔
(市内にいる…… え??)
渚
「野良犬・猫の数の調査よ!!」
大翔
「ええ~!?」
渚
「あら 嫌なら帰っていいよ? 他の部で3年間、汗水流したいならね。」
運動部とかマジで勘弁だっつーの。
そういえばこの学校には文化部がない、ていうか図書室もない。
ちなみに真乎さんがいる理由は多分このせい。
大翔
(それにしても嫌らしい所を付いてくるな、先輩。確かに俺は運動部は無理。剣道は、もうやらないって決めたし。)
※大翔くんは剣道の段を持っています。
渚
「どうなの!? 大翔。」
大翔
「やりますよ、…ハア。」
渚
「♪~」
渚先輩はご機嫌だ。
ていうかこれを知って何になるんだ。
渚
「実はペット保健所の知り合いに頼まれててね、バイトよバイト♪お金もらうためには数えないと。」
大翔
(つい口から出てたみたいだ、しかし小声だったのによく聞こえたな…。)
渚
「面倒に巻き込んでゴメンね? とにかくやりきらなきゃ。地図通り、そっちの地区をお願いね?」
大翔
「わかりました、仕方ないですから。」
最初のコメントを投稿しよう!