はじまり

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  「わたしは朱莉の世話係じゃないんだからね!!」 雫は文句をいいながらも、ほぼ毎日一緒に登校してくれる。 雫は双子の妹なのに、性格はあたしと真逆。 おとなしくて優しい。 けど、怒ると恐い… しばらくすると、 校門が見えてきた。 「ギリギリセーフっ」 「何がセーフだよ。朱莉アウトぉ~」 そこにいたのは優斗だった。 「うそぉ~…」 「すみません…」 「毎朝雫も大変だな。」 そう言って笑いながら朱莉に近づき、「行くぞ」と連行した。  
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