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そこにいたのは、極上な美少女の姿をした何かだった。
何故なら、ある者は赤色の半透明な体から同じ色の若干粘り気のある液体を垂らし。
ある者は、全身が羽毛で覆われており、その腕と足にはそれぞれ体と同じ羽毛の羽と鳥の足をしており。
ある者は、薄手で露出の激しい服に身を包み、頭には山羊の様な角、背中から蝙蝠の様な翼が生えており。
ある者は、緑色の体の下半身が花の様なものに包まれており、そこから数本の蕾が伸びていた。
彼女らはどう見ても人間じゃない。
見た目は人間だが、人間じゃない。
一言で言えば化け物。
美少女の姿をした魔物だった。
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