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ハープ「それで純はどうしてここにいるの?」
どうしてここにいるのかか…。
正直話したくない。
漁師が海で溺れて流されたなんて恥さらしも良いところだ。
川に流された河童の気分だ。
または、木から落ちた猿の気分だ。
でも、あまり黙っているのも良くない。
現に、目の前の山羊頭の子(確かリルって言ったっけ?)と緑色の子(この子はアウラだったっけ?)が不審そうに俺を睨みつけている。
赤色の子(確かプルルっていってたな)と鳥みたいな子(え~と、ハープだったっけ?)は好奇心に満ちた目で見つめてきている。
仕方ない。当たって砕けろ!覚悟を決めるか!
純「じ、実は…、漁の練習してたら船が転覆して、流されて気付いたらここにいたんだ…」
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