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円堂「・・・秋の好きな人聞いて言いか?」
南雲「あ、お前秋ちゃんのこと好きなんだな。ヒューヒュー♪」
豪炎寺「木野か。」
円堂「豪炎寺、もしかしてお前も・・・!」
豪炎寺「いいや。俺のマイハニーは夕香だけだから。」
鬼道「・・・相変わらずのシスコンだな。」
鬼道が、本気できもいものを見るような目で見ていたが、そこは気にしない。
南雲「そんじゃあ、早速。」
みんな「「「「こっくりさん。こっくりさん。秋(ちゃん)の好きな人を教えてください。」」」」
しかし、指先の10円玉は、ピクリともしない。
円堂「あ・・・あれ?」
鬼道「動かないな。」
豪炎寺「フッ。やっぱり迷信だったん―――
そう言いかけたそのときだった。10円玉がゆっくりと動き始めたのだ。
みんな「!?」
南雲「お、おい。誰だよ。動かしてんの!」
きっと誰かが、ふざけて動かしてるに決まっている。と俺も思ったが、
鬼道「俺では、ない。」
豪炎寺「俺は、違う。」
円堂「俺でもない。それに、俺が動かして何のメリットがあるのさ!」
否定するみんなの顔は、どれもあやしく見えた。
南雲「お、おい。なんてさしてんだ?」
みんな「「「「・・・・え・・・・ん・・ど・・・・う。・・・ま・・も・・・る。」」」」
みんな「おぉ!!よかったじゃん、円堂!!」
円堂「よ・・よしゃぁぁ!!」
―――― それから、俺たちは、いくつかこっくりさんにきいた。
鬼道「そんじゃあ、もう聞くことはないな。」
豪炎寺「ああ。これといって特にないな。」
南雲「ミーツー。」
円堂「俺もないんだよな。」
豪炎寺「そんじゃ、これで終わりだな。」
気が抜けた。俺は、とっさに10円玉から指を離した。
パッ
円堂&鬼道&南雲「「「あ・・・・・・・・・。」」」
南雲「え、豪炎寺。お前、何しちゃってんだよ!」
豪炎寺「何怒ってんだ?」
円堂「知らないのかよ・・・。こっくりさんを返す儀式をやんないとな・・・。」
豪炎寺「な、何だ?」
鬼道「こっくりさんを帰らす儀式をやんないとな、こっくりさんに取りつかれて、呪われる。」
ノロワレル・・・・・・?
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