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チャララ~
『はいよ~』
最近は夜遊べる友達としか連絡をとらなかった。
とくに真実(まみ)と瑞穂とは毎日一緒だった。
2人とも地元が近かったが最近になって仲良くなった。
お風呂に入り化粧を直していつもの溜まり場に向かう。
着くと5、6人集まってあぐらをかいてタバコを吸ったり、トランスを踊ったり流したりしてノッていた。
「あ~来たきた晴奈じゃん‼」
トランスにノッていた瑞穂が晴奈に気づく。
「遅れてごめん!」
晴奈は小走りで輪の中に入っていく。
タバコの臭いが漂う溜まり場。
晴奈はタバコだけは吸わないでいた、というか臭いが好きではなかった。
なにをするわけでもなくただ座り込んでしゃべるのが楽しかった。
学校には行っていないのにみんな制服姿で夜中まで溜まっているため、よく警察が来てみんな補導されていた。
そんな毎日を送っていた頃。
晴奈は1人で出かけ、なにをするわけでもなくただブラブラとしていた。
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