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私達はこんな出会いだった。
私は運命の出会いって信じてたんだ。
でももっとロマンチックなのかなって思ってた。
でも、それでも。
私はあの日、あの場所、あの時間、あの道で巡り合えたことを今でも運命の出会いだったんだって信じてる。
あなたはどうですか?
成也……。
それから成也からメールが来るようになった。
『晴奈ちゃん可愛いよね~!』
『晴奈ちゃん彼氏いんの?』
いかにもチャラそうなメール。
自分もチャラかったから何となくわかった。
とは言いながらも晴奈も暇だったしちゃんと返事を出していた。
が、やっぱりなんだか軽そうな感じがしていた。
学校に行かなくても毎日毎日同じ日の繰り返し。
学校よりも自由な生活だったけど、晴奈は心にポッカリ穴があいてしまったような感じだった。
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