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『それはのぅ。
そなたの魂の質。
容量の大きさ。
さらに、強度じゃのぅ。
要になるのに、適しておるのじゃよ』
「え~っと…
質と容量に強度ですか?」
神と名乗る老人は、頷き告げる。
『魂は輪廻転生する。
このことを、知っておるかのぅ?』
少年は頷く。
『善行を行った魂は、質が上がるのじゃ。
そして、多くの生物を助けるとじゃ。
助けた数に比例し、容量が増え、強度が上がるのじゃよ。
本来、そなたほどの存在は、神候補じゃ。
しかし、そなたの前世は、普通の人に転生することを望んだようじゃな』
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