エピ1

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『野蛮と言えば、野蛮じゃのぅ。  都市部や大きな街ならば良い。  じゃがのぅ。  小さな町や村は、魔獸などの脅威にさらされておる。  武具型の魔動機は不足気味。  故に、魔人、聖人に頼ることが、多くなるのじゃよ』 「結構、危険な世界なんですね」 青年は、不安そうに言う。 『そなたには、関係ないがのぅ』 青年は、「ハァッ?」と言う顔で、神を見る。 神は、呆れて彼を見ると告げた。 『これ、これ。  そなたは、不老不死ぞ。  更に魔法は、全属性が使用可能じゃ。  無論、聖法も使用できるぞぃ。  魔力も聖力も、無制限に使用可能じゃよ。  ただ、無からの創造はできぬがのぅ。  これは、我のみの力ゆえにな。  ただのぅ。  存在する物質からなら、制限付きじゃが、物を作り出せるぞぃ』 「錬金術のようなものですか?」 『そのような物じゃのぅ。  まぁ、あちらで色々と、試すが良いて。  おお、そうじゃ。  翼は出し入れできるでのう。  出す翼の数で、力が変わるのじゃ。  試してみるとええ。  では、そろそろ』 そう言うと、神が青年に手を翳す。
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