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「ちょ!
まだ、色々聞きたいことが…」
青年が言い掛けたが、白い光に包まれ姿を消した。
『済まんのぅ。
時間がないでのぅ。
さて、我は、我の仕事をするかえ』
そう呟くと、空間を解き、元の姿へ戻る。
そして、神としての仕事を始めるのだった。
一方、青年の方だが…
光に包まれ、眩しさに目を閉じていた。
そして、再び目を開ける。
すると、そこは先程の室内ではなかった。
教会の礼拝堂のようだ。
青年は驚き、周囲を見回す。
どうやら青年は、祭壇に立っているようだ。
祭壇から、何段か下がった場所。
そこで、1人の少女が跪き祈っている。
青年は戸惑いながら、少女へ声を掛けた。
「あのぉ。
ここは、何処なのでしょうか?」
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