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俯き、一心に祈りを捧げていた少女が顔を上げる。
まだ、幼さが残る少女だ。
可愛いと言えば、そう言える。
まぁ、普通にいるような少女である。
修道服を着ていることから、修道女であろう。
少女は青年を見て、目を見張り呟く。
「お告げは、正しかったのですね」
(お告げ?
神から連絡があったのか?)
不思議に思っていると、少女が告げる。
「神子様。
ご降臨下さり、光栄で御座います」
そう告げると、深々と頭を下げるのであった。
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