エピ1

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「分かったよ。  マーレ。  これからよろしく。  ところで俺、この世界のことを知らないんだよ。  教えてくれないかなぁ」 そう、マーレリアへ頼む。 マーレリアは、少し考えた後で告げた。 「神子様。  その前に、神子様の名を決めませんか?」 そう提案してくる。 確かに、名前がないままでは、不便である。 青年も、少し考えた後で同意する。 「確かに、名前がないのは不便だよな。  でも、どんな名前にしよう」 「そうですわねぇ…  フンババなどは、どうですか」 青年が呆れて、マーレリアを見る。 「酷いネーミングセンスだなぁ」 呆れたように告げられ、マーレリアが憮然として言う。 「あら、神子様。  この名前は、昔に隣国へ居た英雄の名なのですよ。  この国でも、人気がある方の名ですのに…」 (所変われば、人変わると言うけど…  フンババは、ないよなぁ) そう、心底思うのだった。
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