新たなる世界

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「おっ気が付いたかよ」 ッ…体が思いし腹が痛い。 どうやら俺は腹を焔輪なるものをぶつけられて何分…いや、何時間か寝てたらしい。 辺りが暗くなっていた。 「おーまだ動くなよ…あーつーか、さっきは悪かった。 本当にサライダルだと思ったんだよ。」 ああ、思い出したら又痛くなってきた。 …あれ? そういえば、何で誤解解けたんだ? 流石に気になったのでゆっくりと体を起こしながら俺は疑問をぶつけた。 「誤解…解けたのか… でも何でだ? あんだけ怪しんでいたのに…」 「ああ、んーそうだなあ。 それの説明をするには先に俺達この時代の人間が使う魔法と何故使えれるかについて説明したほうがいいな。 アンタの時代には魔法はおおやけには無いからな」 「俺達この時代の大抵の奴は通称 輪(リン)と言う魔法を使う事が出来る。 コイツはもともと一部の人間しか使えないものだったらしいが今は2315年の第三次世界大戦の時にその一部の人間が輪を使い世界を征服したんだよ。」 「ちょっと待て! …第三次大戦が起きてその一部の人種の人々が勝ったって事は…」 「そう、アンタは普通の奴だと思うが…2315年にはアンタの人種は皆消えちまうよ」 何て事だ!近い未来俺達の人種は皆きえちまう… でも俺には関係無いしまあいっか 「続けてくれ」 「まあこれで何となくわかっただろうが輪で攻撃されそうになった場合は輪で防御するのが基本だがアンタはそれをしなかった…後、あのタイムマシン」 少年はタイムマシンを指指し近寄って バンッ と叩いた。 「これあんたらの時代で機械っていうもんだろ? 俺達の時代ではこういった機械は無いんだ。 だが輪で出す奴もいる…けどその場合は使い手が気絶とか死んだ場合には消えるから輪じゃあない。 だからアンタが本当の事を言ってると信じたんだよ」 やっと…何となくだが理解をすることができた気がする。 原因がわかれば少年がした事も仕方ないかなと思った。がまだサライダルと言う者が何なのかがわからない。 「なあ…サライダルって?」 ドン!! 「サライダルの事は俺に聞くな!!」 地面が割れていた。そして少年の髪は美しい黒髪から赤髪へと変わっていた。
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