再開と別れ

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近藤「トシ…それに総悟、理由はまだ言えないが…飛鳥ちゃんは狙われているんだ。 本当にすまない…、何もいわず一緒に飛鳥ちゃんを探してくれないか?トシ、総悟」 顔を見合わす土方と沖田。 いつもとはどこか雰囲気が違う近藤の目を見て、二人は同時に頷いた。 土方「…絶対、教えてくれよ?あいつが何者なのか」 沖田「俺は別に飛鳥が何者だろうと構いやせんがねィ」 近藤「トシ…総悟……すまねぇ、恩に着るぞ!」 土方「…さっさとあのバカ女探し出して、みっちり説教するぞ」 少しの間を置いて、目線で合図を出し合った三人は勢い良く歌舞伎町へと向けて走り出した。 飛鳥「…ふざけるな。私はもう二度とお前らの実験体なんかにはならない! 私は自由に生きるんだッ!!」 「…自由?お前に自由なんて無ぇよ」 男が右手を上げた すると、どこからかゾロゾロと天人が集まってき、あっという間に飛鳥の周りを囲んだ。 …手にはそれぞれ武器を持っていた。 「……さぁ、逃走劇もここまでだ! お前には傑作品として、続けて実験体としての運命を送ってもらうぞ」 飛鳥「……お前らに、私が倒せるわけが無いだろ」 「……ふん、威勢だけは良いな」 パンッ!パンッ! 飛鳥「ッ…!?」 ブシュウッと血が舞う音が聞こえ、そしてゆっくりと飛鳥は地面に倒れた。 …右腕と左足には、銃が貫通したものと思われる傷痕から血が流れ出ていた。 「……早く捕まえろ。こいつは回復するのが早いからな」 「はい」 手下が飛鳥の腕を掴み縄で縛ろうとした、が… 飛鳥「おらぁぁあ!!」 「ぶはぁっ!」 バタッ… 「なっ!…あの傷でまだ吹き飛ばす力が残っているのか!?」 飛鳥「なめるなよぉぉお!!」 「…撃て」 .
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