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銀時「うらぁぁあ!!」
ドカッ!バキッ!
神楽「ほあちゃぁあ!!」
ドスッ!バキィッ!
「ぐっ…何だコイツらは!?馬鹿強ぇよ!」
「ひっ…怯むな!早く殺してしまえ!」
しかし次々と宙に舞う天人達。
…そしてついに、残ったのは指示を出していた男だけだった。
銀時「…残るはあんただけだけど、どーする?」
「ヒッ……す、すまない!勘弁してくれぇ!!」
銀時「……姉ちゃんの痛みは、こんなモンじゃねぇんだぞ…!」
木刀を振り上げ、銀時は眼を一瞬だけ見開くと男の脳天に叩きつけた。
バッキィッ…と、とても痛そうな音が響いた。
そして男は地面に顔を埋めたまま意識を失った…
新八「ちょ、銀さん!来て下さい!」
一見地味に見える眼鏡の少年は、自分の雇い主である銀時を呼んだ。
チャイナ服の少女神楽も、銀時の後を着いて行った。
銀時「どうしたー?」
新八「この人…右腕と左足と肋を銃で撃たれてるんですけど…その……傷が治ってるんです」
銀時「あ?傷が治ってる?」
破けた服から見える肌を見ると、血痕だけが残っていて傷痕と思われるものは、どこにも無かった。
(…あれ?ていうかこの姉ちゃん…どっかで見た事があるような…)
近藤「おい!お前ら!」
新八「あ、近藤さんに土方さん!沖田さんも!」
息を切らせやって来た三人に、銀時は嫌な顔をした。
特に―…
銀時「…よぉ、多串君」
土方「誰が多串君だ!!……おい、何でそいつ…倒れて…」
沖田「というか、この天人達は何ですかィ?」
はたと気付くと、周りのおかしな状況と倒れている飛鳥に三人は眉間に皺を寄せた
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