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銀時「…何か知んねーけど、この姉ちゃんコイツらに殺されかけてたぞ。俺らが助けに入らなかったら…姉ちゃんは連れ去られてたかもな」
近藤「くそっ!…俺が…飛鳥ちゃんを側に置くと言っておきながら…俺ァ…俺ァって奴は…!!」
銀時「おいゴリラ、お前今…飛鳥って…」
飛鳥「あー…痛いなっ、くそ」
「「「!!」」」
のそりと上半身を起こした飛鳥に、飛鳥以外の者は意識が止まった。
飛鳥「…んあれ?近藤さん、何で泣いて…」
近藤「…あ、あ……飛鳥ちゃぁああん!!すまねぇ!俺が着いていながら!本当にすまねぇ!!」
飛鳥「へ?」
わけも分からず、ただ謝罪の言葉を言う近藤に飛鳥は頭を傾げた。
状況を把握しようと思考を巡らせる飛鳥。
その細い肩を力強く掴まれ、飛鳥は驚いてその手の元を見上げた。
銀時「飛鳥!…お前、生きてたのか!?」
飛鳥「あ……あ、あんた…銀、ちゃん!」
互いに眼を見開き見つめ合う二人に、次は周りの者が首を傾げた。
新八「…銀さん、知り合い…なんですか?」
銀時「…あぁ…、しばらく音沙汰が無かったから…てっきりもう…」
飛鳥「ちょっと…私が死ぬわけないでしょ…」
銀時「…あぁ、そうだな…すまねぇ」
二人のどこか違う雰囲気に、近藤達は驚きを隠せなかった。
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