幻(プロローグ)

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まぁ色々飛ばして七歳になりました。 何も喋れない僕の育児の様子知ったって仕方ないでしょ? 二つだった意識も混ざり合い、少し性格も変わりました。 本題に戻ります。 七歳は学校の初等部、つまり小学校の始まる年です。 こちらの世界では学校そのものが少なく、一つの学校が巨大に建築されているため、初等部から高等部まで一貫となっています。 しかしこれは一般的にはの話。 僕が産まれた家は普通じゃなかった…。 メイセスという単語は子どもでも知っている。聞けば畏怖なり恐怖なり敬意なり誰しもが何かしらの感情を抱く家名。 世間に「幻の黒豹」と呼ばれる一族、主に忍、工作員、諜報員、暗殺など陰に隠れた闇の一族に僕は転生してしまったんだ…。 †
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