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右ポケットには今朝校門で拾った鍵があった。
これ……なわけないよね。
半信半疑で鍵を差し込む。
カチャリ
あれ?……あいちゃった……?
「失礼しまーす……」
誰もいない倉庫に挨拶をし、中に入っていく。
「暗くてなにも見えないな……。お、なんか光ってる!」
光の先には卵?があった。
「なんだこれ?」
好奇心で卵に触れた。
「っ!?」
俺が卵に触れた瞬間、卵が割れた。
やべぇー高いものだったらどうしよう……。
でもそんなつよく触ってないのに。
ピキピキ
どんどん卵は割れていく。
これってなんかの動物の卵か?
「ぷはぁー。やっと外に出れた♪」
「な、な、な、な、」
卵の中からは1人の少女が現れた。
髪の毛が薄いピンク色で、ツインテール。真っ白な肌。何歳だろう……。10歳くらいかな?
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