第1章 俺の人生が変わった日

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右ポケットには今朝校門で拾った鍵があった。 これ……なわけないよね。 半信半疑で鍵を差し込む。 カチャリ あれ?……あいちゃった……? 「失礼しまーす……」 誰もいない倉庫に挨拶をし、中に入っていく。 「暗くてなにも見えないな……。お、なんか光ってる!」 光の先には卵?があった。 「なんだこれ?」 好奇心で卵に触れた。 「っ!?」 俺が卵に触れた瞬間、卵が割れた。 やべぇー高いものだったらどうしよう……。 でもそんなつよく触ってないのに。 ピキピキ どんどん卵は割れていく。 これってなんかの動物の卵か? 「ぷはぁー。やっと外に出れた♪」 「な、な、な、な、」 卵の中からは1人の少女が現れた。 髪の毛が薄いピンク色で、ツインテール。真っ白な肌。何歳だろう……。10歳くらいかな?
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