第1章 俺の人生が変わった日

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って、絶対おかしいだろぉぉぉ! 卵の中から女の子?ありえない! 「あれ?ボクの封印を解いてくれたのは君かな?」 「……はい?……まぁはい……」 封印? 俺は少しずつ冷静さを取り戻しながら答える。 「ど、どうして君はこんなところにいるの?」 「それは……うーん……」 考え込む少女。 「あは、忘れちゃった☆」 えぇぇぇ!? 「覚えてないのかよ……」 「うん!ボクはなにも覚えてないよ」 自信満々に言うなよ……。 肩を下げ呆れていると少女は喋り始めた。 「ボクが外に出れたのは君のおかげだよ!お礼がしたいかな~」 「え?いいよ別に……いらない」 こんな少女にお礼って……。 まだこの子の事も知らないのに。 「君の名前は何?」 「え、あー花吹 風斗」 って何答えてるんだよ俺! 「風斗……よろしくね♪」
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