第1章 俺の人生が変わった日

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よろし……く? ピンポンパーン 『花吹風斗、花吹風斗、大至急体育館に戻りなさい』 「これって風斗だよね?風斗ー呼ばれてるよー!」 「あああー忘れてた……」 このままばっくれちゃおうかな… 「行かないのー?」 「どうせ行ったって退学になるさ」 「え、どうして?」 俺は今まであった出来事を卵から出てきた少女に伝えた。 俺は能力がないこと、俺が今どんな立場にいるかということも。 「ってなわけ。理解できた?」 「学園のことについてはわかったよ。これでボクにもお礼ができる♪」 「お礼?だからそれなら気にしなくて……」 「ボクが代わりになるよ!」 「え?」 今この子は俺の話を遮ってなんていった? 俺の代わりに? 「だからボクが風斗の『かわり』になるよ♪」 「かわり?」
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