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「逃がさないわよ!衝撃波動(ソニック ブーム)!!」
「うぐっ!?……痛い」
何かが俺の腕をかすっていった。
ラッキーにも腕からは血は出ていないが、学生服が切れた。
「今のは、衝撃波動……次は当てるわよ?」
「俺が勝ったら服弁償してもらうからね!」
「いいわよ……私に勝てたらねっ」
彼女は問答無用に攻撃をしてくる。
それを傷付きながら逃げる。
くそ……
この場をどうにかする方法はないのか!?
そうだ!
「……おまえ炎って出せるか?」
「……うん、火の玉なら」
「それで充分だよ。合図をしたら火の玉を相手に向かって攻撃して」
「でも風の力で消されちゃうんじゃ……」
「いいから、俺を信じて」
「わかった!」
攻撃をしてくる川越さんにばれないように作戦をたてた。
「いい加減能力を使ったら?もしかして逃げる能力なの?」
「そんなわけないだろ!」
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