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「こっちにも作戦があるんだよ!」
「ふぅーん。でも飽きたから終わりにするね?」
彼女は手を上げ、手を上げた周りには風が集まって、大きな球体が出来ていった。
おいおい。
あんなデカイ玉食らったら死んじゃうんじゃない?
冗談抜きでやめてほしい。
「ここまで頑張ったのは認めてあげる。でもここまでよ。なんでこんな弱い奴が一番なんだろ……それじゃあバイバイ」
彼女は話を終えると、その球体を俺に投げてきた。
「今だ!!」
「わかった!!」
少女が出した火の玉は、消えるばかりかますます大きくなって、彼女の方へ向かって行く。
「なんで?なんでなの!?」
ドゴーン
爆風がおさまり彼女の姿が見えた。
大丈夫かな?人殺しになりたくない!
彼女は傷一つなく気絶していた。
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