リエとタエコ

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―――しーん。 ロ「うん…。…えと…お名前を教えてくれる?」 リ「…井上…井上理絵…。」(ボソッ) ム「なんだ?ブアイソな奴だナ。」 ロ「シッ!――えと、リエちゃんは今日はどんな御用で…?」 リ「…魔法律って…除霊みたいなもの…?」 ロ「え?う、うんまーそーだね。年々増加する霊による犯罪を防ぐ為に作られたんだけど――」 リ「なんかインチキ臭い。」(訝しみ) ロ「…あ…やっぱり…?」 ム「ヒヒッ、話だけじゃな。実演してやろーか?メンドくせーけどさ。」(メンドくせーからはボソッと) ロ「で、でも実演ったって今は霊なんて…」 ム「オメェはいいから机をどかしとけ。うるせぇから。」(キッパリ) ロ「チェッ、どーせ助手だヨ…。」(ブツブツ) ム「リエ、最近…足重いだろ。」 リ「―――!!」(なぜ知っているのかと驚く) ロ「――うわぁ………!!」(ロージーは霊が見えている) リエの足に霊が絡みついている。 リ「いやああああああっ!!!」 ム「へー、見えるのか。」 ロ「動物霊だ…!!いつの間にかくっついてきてじわじわ弱らせていく厄介者…!」 ム「魔法律第884条『獣性無断寄生』の罪により『追死』の刑に処す!!」 霊、崩れ去る。 リ「……!」 ム「ホラよ、こいつが魔法律だ。…で、どこぞの幽霊をあの世なり地獄送りにしたいんだ?」 リ「ご…五番線…。」
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