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士「ドーパントか…。人間が敵ってわけか」
ソウキチ「この街にメモリをばら蒔いている奴がいる。
俺はそいつを止めたい」
士「それはこの街の探偵だからか?それとも仮面ライダーだからか?」
ソウキチ「鳴海ソウキチだからだ」
士「…なるほど」
その完璧な男に、少し呆れたため息をつく。
士「アンタはずっと仮面ライダーをやってるのか?」
ソウキチ「十年前からな」
士「じゅっ…」
ソウキチ「だが、何も変えていない。目の前に居る人を守る事はできても街は何も変わっていない」
士「あれだけ強くてもか?」
ソウキチ「強さなんて尺度だよ、そこには悪も正義も無い。
まあ…制御できない強さは悪かもしれんが」
士「制御できない強さは悪…」
ソウキチの言葉が士の心に突き刺さる。
士は倒すつもりの無い新選組のライダー達をオーディンのカードに操れ倒してしまった。それを思い出したのだ。
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