第七話・トラック1~スカルの世界~

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士「ドーパントか…。人間が敵ってわけか」 ソウキチ「この街にメモリをばら蒔いている奴がいる。 俺はそいつを止めたい」 士「それはこの街の探偵だからか?それとも仮面ライダーだからか?」 ソウキチ「鳴海ソウキチだからだ」 士「…なるほど」 その完璧な男に、少し呆れたため息をつく。 士「アンタはずっと仮面ライダーをやってるのか?」 ソウキチ「十年前からな」 士「じゅっ…」 ソウキチ「だが、何も変えていない。目の前に居る人を守る事はできても街は何も変わっていない」 士「あれだけ強くてもか?」 ソウキチ「強さなんて尺度だよ、そこには悪も正義も無い。 まあ…制御できない強さは悪かもしれんが」 士「制御できない強さは悪…」 ソウキチの言葉が士の心に突き刺さる。 士は倒すつもりの無い新選組のライダー達をオーディンのカードに操れ倒してしまった。それを思い出したのだ。
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