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士「俺はアンタの言う通り半熟なんだろうな……」
ソウキチ「?」
士「俺は世界を守るために、かつての仲間を倒してその力を奪おうとした。
大きすぎる力はバランスを崩し、無力な人々が苦しむと思って……」
ソウキチ「……」
士「けどダメだった。大きすぎる力を使いこなせていないのは俺の方だった……。
アイツらを全員この手で……」
ソウキチ「No body parfect」
士「え?」
ソウキチ「完璧な人間なんていない。
だから、闘いが終わった時お前の罪を数えて償うしかないんだ…」
士「罪を数える……」
ソウキチ「俺がお前に教えられる事はこの程度だけだがな」
士「所長……」
沈黙する二人。それを破るかのように電話のベルが鳴った。
士「電話が…」
ソウキチ「俺が取る。もしもし…」
???『久し振りだな?鳴滝ソウキチ』
ソウキチ「お前は…何の用だ?」
声の主は鳴海ソウキチの知り合いだったようで、一瞬にして険しい顔となる。
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