謎の転校生

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午前の授業が終わり、昼休みに入ったので夏海と一緒にお弁当を持って屋上へと向かった。 「あーれいなごめんっ プリン持ってくんの忘れたー! 先行ってて!」 そう言って慌てて階段を降りていった。 「そんなに急いで行かなくてもいいのに…」 屋上の扉を開くと誰かが電話をしていた。 (誰…?韓国語…?) 電話が終わったのか携帯を握りしめてフェンスの向こう側を見つめていた。 (いつもは誰もいないのに…) 「れいなー!!たっだいまー これがないと午後の授業やる気でないんだよねー ん?あれ誰?」 その人は夏海の声に驚いたのか後ろを振り向いた。 「あっ佐伯さん…」
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