48人が本棚に入れています
本棚に追加
「疲れたー!!」
机にぺたりと頬をつけた。
「朝からとんだ災難だったわね(笑)」
と親友の夏海が言った。
「もう最悪だよっ
木にぶつかって遅刻するしあんな恥ずかしいことしたしっ!」
――――数十分前
私は学校に向かって自転車を立ちこぎしていた。
(大丈夫!!
あともう少しだから間に合うっ)
すると突然ブレザーをピシッと着た男性が門の前に立った。
ストップウォッチを見ながらメガネを押し上げ私を見ている。
(まっまずいっ
風紀の京本先輩だっ
いそげっ!!)
そうすると京本先輩が私を見て冷たい目でふっと笑い、門を閉め始めた
(まずいよっ!)
私はスピードをさらにあげて門へと急いだ。
(これなら!!)
最初のコメントを投稿しよう!