謎の転校生

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「疲れたー!!」 机にぺたりと頬をつけた。 「朝からとんだ災難だったわね(笑)」 と親友の夏海が言った。 「もう最悪だよっ 木にぶつかって遅刻するしあんな恥ずかしいことしたしっ!」 ――――数十分前 私は学校に向かって自転車を立ちこぎしていた。 (大丈夫!! あともう少しだから間に合うっ) すると突然ブレザーをピシッと着た男性が門の前に立った。 ストップウォッチを見ながらメガネを押し上げ私を見ている。 (まっまずいっ 風紀の京本先輩だっ いそげっ!!) そうすると京本先輩が私を見て冷たい目でふっと笑い、門を閉め始めた (まずいよっ!) 私はスピードをさらにあげて門へと急いだ。 (これなら!!)
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