結納は返さなくて良い

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結納金と言っているが、それは、持参金である。あなたの手元にあり、お母さんが三年間それを許容したなら、それは新婚夫婦のための金であるとの暗黙の合意がある。 結納金とは性質が異なる。 結納金とは、古い民法時代は、嫁に行った娘が実家と切れるから、一時金として支払われた。が結納金の受け取りを以て親は娘を取られた時代の名残である。 今は、結婚後娘の親は夫の親と対等に渡り合う。娘夫婦のありように対等に口出しする。困れば扶養請求もする。すなわち、娘を取られていないのである。親が取る結納金は、根拠をなくしている。結納金なんか本当は要らないのである。 但し、娘の親にしてみたら、結納が交わされると、その金に釣られるより前に、「この男は、○○歳にして●●円貯めるだけの甲斐性または、まじめさがある」という判断材料にはなる。食い詰めることはなかろうと。 だから、親に渡されたら、親が取っていいのだが、結婚時点で親が反対していたなら、親に渡す義理はない。夫婦で使って良いのである。
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